「極限」と言う名の通過点
NOAH武道館大会に、極限の試合を見た。
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/fight/other/live/200610/29/a08.html
・・・何が極限って、朝の五時ごろまでプロレスを見て翌日仕事に行くことなんですが・・・。
ま、それはさておき。
「丸藤対KENTA」は凄い試合でした。何度も究極の試合と言われ、その都度前回の試合を越えてきた「三沢対小橋」の試合に匹敵する一進一退の攻防。
スプリングの効いたリング上ではなく、硬い床にセンベエ布団のような固いマットの上に、数十センチの高さから落とす危険な技をかけあい、受身を取り損ねれば頚椎を傷める危険もある頭から真っ逆さまに落とす技で決着を着ける。
そんな「四天王プロレス」と呼ばれた壮絶な試合を彷彿させる激しい試合でした。
プロレスは純然たる競技ではなく、闘いを魅せるショーです。
ハヤブサ選手、星川尚浩選手、西尾美香選手・・・。いずれもVTRでですが、試合を・・・事故の瞬間を見ました。
あんな悲しい気持ちは二度と経験したくありません。・・・と言っても既に三度以上、経験している訳ですが・・・。
しかし、試合が激しいのは事実。そんな試合を見せられたら、ハラハラ心配しながらも、感嘆し、尊敬し、感動し、会場に居れば歓声をあげるのは間違いありません。
そして、そんな大歓声を浴びた選手は、さらに高みを極めるのはある意味自然の摂理でしょう。
結局、ファンは応援するしかないのかもしれません。でも、ファンの1人としてプロレスが残酷ショーの方向に進むのは受け入れたくありません。
そう、デスマッチアイテムで、蛍光灯やテーブル破壊くらいは許容できても、剣山やガラス、カミソリデスマッチは受け入れる事はできません。
プロレスはショーじゃなくて闘いだ。と、ショーであることを否定するところから、激しさや危険なギミックに向かってしまいます。
実際、K1やPRIDEなどでは、判定やマッチメイクこそショー的要素の意向がありますが、競技であるがために、きちんと試合停止権限のあるリングドクターを用意しています。
NOAHの浅子トレーナーに試合を止める権利はありませんし、盛り上がっている試合の中では流血程度で試合を止めるなんてきません。
今回、事故は無かった=両者のスキルが高くて事故にならなかった
というのは、半分は正解ですがもう半分は不正解です。交通事故に例えれば、「事故=スキル云々で防げる」という訳ではないのは言うまでもありません。
また、「事故」はショーであれ、競技であれ、事務職であれ起こりえます。私の今の仕事はPC作業がメインですが、便所行く時足を挫きました・・・。いやゴメンナサイ。
でも、命に関わるような事故は防げる限り防ぐべきです。プロレスはショーであることを公に認めた上で、必要以上に危険な攻防へ向かうのは止めて欲しいなぁ・・・と感じた次第です。
ってな事を書きながら・・・。
ぐははは。今年の最高試合は決定だろう!
という、プロレスオタクな期待も寄せてしまう、凄い試合でした。
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